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2013年02月12日

商人はハイと言ってから考えるもの

商人はハイと言ってから考えるものなのですよ

新年明けましておめでとうございます。
旧暦の新年が明けました。ドバイでは、公式の暦は太陽暦としながら、社会的にはイスラム暦を使用しています。日本も、名実ともに今年が始まりました。

先日、韓国のある映画の中で、こんな場面がありました。
韓国のある時代。国の存亡を掛けてある物資の調達を命じられた役人。その物資を日本から調達する必要があります。しかし、その物資を手に入れさせたくない中国の邪魔が入ります。

日本人商人との商談の場で、日本人商人はその対価として、当時の中国でも入手の難しい仏典を求めます。言葉に詰まるお役人。しかし彼女を補佐する韓国商人は、「わかりました」と即座に答えるのです。商談の場を後にして「本当にできるの?」と彼女が彼に問いかけます。「商人はハイと言ってから考えるものなのですよ」と答えるのです。

映画を見ながら、既視感を感じていました。プロジェクトX・・・。ちょっと違う・・・。

私がまだ小学生の頃(もう30年以上前)。私の父は、ある日本の大手企業の一工場で商品開発の現場にいました。当時、父は残業も多く、夜勤で仕事をしてくることも多かったのです。ある時父からこんな話を聞きました。ある製品の発表が直前に迫っているが、まだ発表した性能が出ていない。何としてもその発表日までに、その性能を出さなければならない。出せないという選択肢は無い。

日本の高度成長期には、日本企業はこんな背伸びをしながら綱渡りを繰り返していたのでしょう。そして今は、韓国、中国を含めた新興国の企業が、こんな背伸びをしながら世界で戦っているのでしょうね。

「ハイ」と言ってテーブルにつかなければ、ビジネスの成功はない。
成功の結果はひとつしかないが、それに到達する手段はいくらでもある。

この事を再度肝に銘じて、今年は頑張ります!!
みなさん。今年もご指導、ご鞭撻よろしくお願いたします。

タグ :ドバイ日記

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Posted by Taka Hashimoto at 10:00│Comments(0)ドバイ雑記
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